2016年3月30日水曜日

Report | 触れる香りワークショップ「脳に触れる」「言葉に触れる」

3/26,27 高円寺 Amleteronにて 「触れる香りワークショップ」


一日目『脳に触れる』『言葉に触れる』



香りを嗅ぐことは本能に触れること

言葉を紡ぐことは理性に触れること




9:30  

感覚がフレッシュな朝 心や体を丁寧にスキャンするように香りのテイスティングからスタート

香りから浮かび上がってくる景色や無意識の記憶を拾い上げていきます



同じ香りをお渡ししても同じ景色を見るということはありません

隣に座っている人も前に座っている人も

ひとつのテーブルを囲み香りに導かれてそれぞれが違う場所へと時空を超えて脳内散歩に出かけます




どうして匂いで記憶が蘇ってくるのか?

樹のそばに行くとどうして落ち着くのか?

レモンの香りを嗅ぐとどうして唾液が出てくるのか?




テイスティングの体験を通して嗅覚とその周辺の脳の働きについてお話し





一番知っていただきたいのはヒトの脳には動物が住んでいるということ



自分の中には動物がいて... 

その動物は自然の中で弱い立場にあったからこそ進化が必要で...

だからヒトは元々とても臆病であるということ



ちょっとしたことに驚いたり傷ついたりして身体がストレスを受けるのは

毒も持たず 鋭い爪や牙も持たず 逃げ足も遅かったわたしたちが

自然に生きる中でDNAに刻んできた命を守るシステム



その緊張を解くために動物脳の中にある嗅覚・アロマテラピーが助けになることを『脳に触れる』お話しとしてさせていただき



WORK 1. アロマトリートメントオイルを好きな香りで作りました





そして後半は『言葉に触れる』




自分の「名前」に触ったことはありますか?

点字プレートで自分の名前を打ち今度は「点字」で自分に触れてみます



考えるツールの言葉を 感じるツールに置き換えてみる



コミュニケーションや思考のために生まれた言葉を原点に戻し

相手が何を伝えたいのか? 自分は何を考えているのか?




指先の感覚を研ぎ澄ませ


言葉に静かに触れることで思考を読み取る感覚を開いていきました




WORK 2. 点字ラベルの制作


アロマトリートメントオイルにタイトルを考えていただき点字ラベルをボトルに貼ってこの日は終了



...続く
二日目は本能と理性の架け橋となるこの「アロマトリートメントオイル」を使って いよいよハンドトリートメントの実習です













2016年3月29日火曜日

花粉症を3つの精油でサポートする「占星術編」






3つ目の精油は『占星術』から身体をサポート「月星座」の香り



占星術では生まれた瞬間の星の地図 ホロスコープからその人が何をもって生まれてきたのかを読み解きます


わたしたちが普段口にしている「◯◯座」というのは太陽の位置をあらわしていて

太陽が生まれた瞬間12星座のどの星座にあったか?ということから「◯◯座」と言っています



でもわたしたちは太陽系に生まれてきています

太陽系には太陽はもちろん水星もあり金星もあり... 火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星もあります

ということは生まれた瞬間
太陽と同じように各天体がどこかの星座であなたを見守っていたわけです

だからあなたにとっての星座とは一つではないんです


太陽から冥王星まで(占星術が発展した時代は天動説だったので「月」も惑星として数えられ)全部で10個の天体と星座に抱えられるようにわたしたちは生まれてきいます


天体にはそれぞれに意味があり各天体の星座と位置を知ることで自分が生まれる前に描いたブループリント(人生の企画書)を読み解くのが占星術です


花粉症対策で扱うのは「月星座」

占星術では月星座は体質を表す天体とされ古来よりハーブなどが処方されてきました



自ら輝き昼を照らし出す「太陽」が意識・表の顔をあらわすのに対し

漆黒の夜に光を灯す「月」は無意識・裏の顔


表の顔とは社会的に見せている「自分の看板」のようなもので

裏の顔とは私生活で見せている「リラックス」している自分の姿



植物に例えると表の顔は「樹」 裏の顔は「根」です


根が充実しているとより大きな樹となる


だからまずは根(月)を満たすことが大切なのです





花粉症対策として最後にブレンドするのはこの月星座を満たしてくれる精油



自分のホロスコープ・月星座  を調べるには メトロポリタン占星学研究館 のサイトがおすすめ



1. 出生日時と出生地を入力 > 「ホロスコープを作成」をclick! 

2. 円があなたのホロスコープ > その下の「このホロスコープの詳細」をclick! 


3. [ 天体の位置 ] 一覧よりあなたの月星座を確認してください






月星座がわかったら今度は月星座と関連のある精油を調べます

登石麻恭子先生の 占星術の森 をご参照ください



わたしの場合 
「月星座 」 が「水瓶座」なので『ラベンダー・パチュリ・パイン・スターアニス』の中から一つ選びます

(ワークショプのテキストには支配星と効能も加味した精油を掲載しました)




「症状編」 「自律神経編」 「占星術編」


ワークショップでは以上3つの側面より1本づつ精油を選び「花粉症対策のマスクミスト」を作りました








Recipe | 花粉症対策マスクミスト 30ml 

精油                 6滴(1%濃度)
無水エタノール  3ml
精製水      27ml
遮光スプレーボトル


1. スプレーボトルに精油を入れ無水エタノールを加える

2. 精製水を加えスプレーヘッドをしっかりとしめよく振って混ぜ合わせる

3.マスクの外側にミストしてご使用ください

※使用期限一カ月
※精油成分が水に浮くので使用前には必ず良く振って混ぜてからお使いください





星の動きにより移ってゆく暦 それにより成長する植物

その間に生きるわたしたち 

このレシピは宇宙と大地 双方のリズムに呼応するように嗅覚によって身体の内部へと働きかけます


3つのアプローチで花粉症が少しでも緩和されますように








2016年3月24日木曜日

花粉症を3つの精油でサポートする「自律神経編」



昨日の 花粉症を3つの精油でサポートする「身体編」 に続き今日は「自律神経編」です



2つ目の精油は『自律神経』をととのえる「好き」な香り


花粉症は体質だけでなく食生活やストレスによって引き起こされるものもあります

では食生活が乱れたりストレスがたまってしまうのはなぜでしょうか?


原因の1つとして自律神経の乱れが考えられます




「自律神経の乱れ」.... よく聞くけどよくわからない言葉ですね





以下 Wikipedia より抜粋



神経の機能


随意神経系である体性神経系と対照して、不随意である自律神経系は循環、呼吸、消化、発汗・体温調節、内分泌機能、生殖機能、および代謝のような不随意な機能を制御する。



「随意」難しい言葉が出てきました .... 随意は意思

「随意神経系である『体性神経』」とは「自分の意思で動かせる」筋肉などの運動神経や感覚神経

「不随意である『自律神経』」不随意 = 随意ではない= 意思ではないということは「自分の意思では動かせない」神経のことで、循環、呼吸、消化、発汗などを行う神経



例えば


手を上げよう!という意思があれば手は上がります = 体性神経

汗を止めよう!という意思があっても汗は止められません = 自律神経



じゃ誰が命令して「自律神経」を動かしてるのか?


謎ですよね ....  自分の身体の中なのに意思ではなく勝手に動いている ....



「自律神経」に命令を出しているのは脳の中にある「視床下部」です



視床下部は自律神経を総合的に調整する中枢 (最も大事なところ)



自律神経株式会社の社長のような存在です



社長は暑くなってくると「はい、汗を出してください」と命令します


そうすると部下の担当臓器たちが命令を受け働き出します


それでは「自律神経の乱れ」とは何か?これは「社長がご乱心であられる」

ということですね



社長は脳の真ん中「大脳辺縁系」にいます 


大脳辺縁系は「動物脳」とも呼ばれる古い脳で 

この動物脳の中にいる社長は本能や感情に大きく揺さぶられるのです



木の上で暮らしていた猿をご先祖にもつ私たちは 元々とても弱い動物


ちょっとしたことでびっくりして汗をかいたりします



だから動物脳の中にいる社長はいつも大忙し




ちょっとした変化にも躍起になって社長が対応に追われます

そしてうっかり命令を出しすぎたりするんですね



これが「自律神経の乱れ」




ではどうやって社長のご乱心をなだめるか?


社長は動物脳の中にいるので理性 (言葉) で語りかけてもなかなか伝わりません


野生の動物に話しかけるのと同じ ....   これはなかなか難しい



動物にどうやって気持ちを届けるか?



おとぎ話に動物と上手に仲良くなった有名なヒーローがいますね .... そう「桃太郎」です!


きびだんごをプレゼントして  犬・猿・キジ に喜んで鬼退治についてきてもらいました


喜んで一緒についてきてくれるよう嬉しいことをして仲良くなる




では動物脳にとって嬉しいことは何か?



ここでやっと出てきますそれが『好きな香り』です



視床下部社長のすぐそばには香りを受け取る「嗅覚」があります


好きだと感じる香りを嗅ぐことで社長にメッセージを送ります



そして「だいじょうぶ だいじょうぶ」と香りで自分の中にいる動物をなでてあげる


そうすることで動物が安心して社長自身もバランスを取り戻し


自分の意思では調整できない神経の働きを健やかに戻していく



これが「好きな香り」を選ぶ大切ポイントです







・・・続く
3本目は身体と天体を結ぶ「月星座」の精油について書きたいと思います






2016年3月21日月曜日

花粉症を3つの精油でサポートする「症状編」

"greenpoint books & things" http://www.gpbat.com/




2016.03.21
横浜 greenpoint books&things にて「星と香りワークショップ」番外編

花粉症対策 マスクミスト をつくるワークショップを開催



このワークショップでは 


花粉症を3つの側面から考え3つの精油をブレンドしてマスクミストを作りました





1つ目の精油は花粉症の『症状』を和らげる香り



花粉症をサポートする精油・・・ティートリー、ユーカリ、ペパーミント


から1本選んでいただきました



もちろん一番大事なことですね 今抱えている身体の不調を和らげること


どれもスーッと清涼感のある香りで鼻づまりを楽にしてくれるような精油です



そして身体と心は繋がっているのでこれらの精油を使った場合 心にも働きかけがあります



鼻が詰まって呼吸が苦しくなると どうなりますか?



鼻が詰まると意識が鼻に向かうので 視野が狭なって集中して考える事が出来なくなったり


頭がボーっとモヤモヤして 感じる心が鈍るような感情の閉塞感がありませんか?



上記の3つの精油は

呼吸をスッキリと通す事で 視野をスパン!と広くして集中力を取り戻してくれたり


モヤモヤした感情の滞りを流す事でスペースが生まれ インスピレーションを受け取りやすくしてくれる力をもっています



鼻をスッキリと通すことは 心もスッキリと掃除すること 


まずは身体をサポートしてくれる精油でした




・・・続く

2本目は「どうして花粉症になるのか?」をサポートしてくれる精油
のちほど続きを書きたいと思います




2016年 春分 占星術的 元旦

5:45 日の出とともに光を灯す



今日は春分

春のはじまりであり 占星術的一年のはじまり 元旦


そして今日は日曜日

日が曜く(かがやく)日⇨日曜日

日曜日は太陽の守護からはじまるので日曜日と呼ばれます(*プラネタリーアワー


東京の日の出は 5:45

春のはじまりであり 太陽の日でもあり 占星術的元旦に



太陽へ感謝の気持ちを込めて瞑想...





瞑想の際灯した火は 昨日 海香先生のwsで学んだ 「祈り香」*


引越しや旅行を願い作ったので

動くちからを表す数字”3”から月桂樹の葉を3

そして移動を表す水星の守護植物ラベンダーを選びました


月桂樹は名前に月がはいっていますが、太陽が守護する植物*

太陽神アポロンが愛したダフネが月桂樹に姿を変えてしまい、それを悲しんだアポロンは月桂樹を自分の樹と定め、枝から作られた冠で頭を飾りました

太陽は太陽系で唯一自ら光を放つ天体

オリンピックなどで勝者の頭部を飾るのはこの光り輝くアポロンの愛した月桂樹の冠です


占星術的一年の始まり今日「春分」をこのキャンドルと始められたことに感謝...

様々なご縁に感謝 ...


春分を期にブログを再開します よろしくお願いします



"3"は△ 上に向かうエネルギーを表します 大きな△の影 願いが届きますように


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